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いけいけ機械学習

統計、機械学習、AIを学んでいきたいと思います。 お役に立てば幸いです。

ブラケット記法

量子の状態を表す記号

 |0> ・・・’0’の状態

 |1> ・・・’1’の状態

重ね合わせの状態は

α|0> + β|1>

で表す

αとβは、|0>と|1>がどのぐらいの割合で、重ね合わさっているかを表す

αとβは、複素数となり、|α|の2乗が、測定したときに、|0>が出る確率、|β|の2乗が、測定

したときに、|1>が出る確率となる。


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量子重ね合わせと量子もつれ

量子重ね合わせ

量子ビットは、「0」「1」の両方の状態を持つ。確率的に「0」「1」のどちらかが出る。

1量子ビットで、「0」「1」の2通りの状態があるため、n量子ビットでは、2nの状態がある。

量子もつれ

一方の量子が「0」のときは、もう一方は「1」となるような関係となること。

1つの量子ビットの操作で、他の量子ビットを操作できる。

2つの量子が、どのような距離にあっても、即時に相互作用する。











代表的な量子ゲート

Xゲート

・|0>を|1>へ、|1>を|0>へ変換する。

・|0>と|1>の重ね合わせ状態が入ってきたら、|0>と|1>を反転させる。

Zゲート

・位相を反転させる。

・ |0>を|0>へ、|1>を、-|1>へ変換する。

Hゲート(アダマールゲート)

・ |0>を入力すると、1/√2 ( |0> + |1>)へ、

    |1>を入力すると、1/√2 ( |0> - |1>)へ変換する。

・入力に対して、均等な重ね合わせ状態を作る。

CNOTゲート

・2つの量子ビットに働く。 2つの量子ビットに対して、片方を制御ビット、

   もう片方を標的ビットという。

・制御ビットに、|0>が入力されたら、標的ビットは変化しない。

・制御ビットに、|1>が入力されたら、標的ビットにXゲートと同じ働きをする。