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いけいけ機械学習

統計、機械学習、AIを学んでいきたいと思います。 お役に立てば幸いです。

【DS検定】セキュリティ7要素を攻略⑤:行動の証拠を残す「責任追跡性」

情報セキュリティの7要素を順番に解説するシリーズ。第5回は、システム内での行動を後から辿れるようにする「責任追跡性」を取り上げます。

1. 【 問題 】

情報セキュリティの要素の中で、ある実体の動作が、その動作から元となる実体まで一意に追跡できることを確実にする特性を指すものはどれでしょうか?

① 真正性(Authenticity)
② 責任追跡性(Accountability)
③ 否認防止(Non-repudiation)
④ 信頼性(Reliability)


2. 【 解答 】

正解: ② 責任追跡性(Accountability)

3. 【 解説 】:情報セキュリティの7要素

基本の3要素(CIA)に、さらに4つの特性を加えた「7要素」を整理します。試験ではそれぞれの定義の「違い」が問われます。

[ 基本の3要素:CIA ]

1. 機密性(Confidentiality)
 → 「漏洩防止」。許可された人だけが使える。

2. 完全性(Integrity)
 → 「改ざん防止」。情報が正確で最新である。

3. 可用性(Availability)
 → 「停止防止」。必要な時にいつでも使える。

[ 付加的な4要素 ]

4. 真正性(Authenticity)
 → 「なりすまし防止」。本人が作成したと証明できる。

5. 責任追跡性(Accountability)
 → 「ログの証拠」。誰がいつ何をしたか追跡できる。

6. 否認防止(Non-repudiation)
 → 「しらばっくれ防止」。後から事実を否定できない。

7. 信頼性(Reliability)
 → 「処理の確実性」。意図した通りに正しく動作する。

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「一意に追跡できる」「動作の元を辿れる」は、責任追跡性の定義です。

■ 具体的な対策例(責任追跡性)
アクセスログの取得: 誰がいつ、どのデータにアクセスしたか記録を残す。
操作履歴の保存: システム設定の変更や、データの削除などの操作を記録する。
IDの個別割り当て: 共有アカウントを避け、個人を特定できるようにする。


4. まとめ

DS検定や情報処理試験において、「追跡可能」「ログ」「特定」というキーワードが出たら「責任追跡性」を選びましょう。次回は、事後に事実を否定させない「否認防止」について解説します。


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